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三鷹天命反転住宅保存活動をクラウドファンディングで実現!
荒川修作+マドリン・ギンズによる世界初の死なないための住宅、三鷹天命反転住宅。歴史的建造物として次世代に繋げるために皆さまのお力をお貸しください!
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荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所は2人が自らの研究・活動を推進するべく2002年に東京に開設されました。 名古屋市での集合住宅建設における基本構想・基本設計業務や東京都三鷹市の集合住宅「三鷹天命反転住宅In Memory of Helen Keller」の建設などを実施。三鷹天命反転住宅については建物の管理、住宅を使っての教育・文化プログラムの企画や建物見学会、ショートステイなどの運営も行っています。 現在もさまざまな自治体、企業への総括的なまちづくり・社会づくりの提言など荒川とギンズが唱えた未来のまちづくりを目指して鋭意活動中です。
荒川修作+マドリン・ギンズによる世界初の死なないための住宅、三鷹天命反転住宅。歴史的建造物として次世代に繋げるために皆さまのお力をお貸しください!
<ストレッチゴール挑戦中!>
ストレッチゴールを設定いたしました。
新たな目標額は1,500万円です! |
ごあいさつ東京都三鷹市にある《三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラー》は美術家・建築家の荒川修作とマドリン・ギンズが設計した全9戸からなる世界で初めての集合住宅です。2005年の竣工以来、荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所が管理運営を担い、一部を賃貸住宅として、一部を教育・文化プログラムを世界へ発信するスペースとして活動を行ってまいりました。 2020年、天命反転住宅は竣工15周年を迎え、大掛かりな修繕計画を進める予定でした。それは荒川+ギンズの芸術作品でもある天命反転住宅の修復事業の模様を記録し、その過程で住宅を使った様々なイベントに多くの方々のご参加をいただき、同時進行で世界中にそのプロセスを発信するという、新しい形での一般参加型修復プロジェクトです。 ところが新型コロナウィルスの影響で、全イベントの中止、さらに定期的に開催してきた見学会や短期滞在プログラム(ショートステイ)の利用者の激減など、2021年になった今日も計画の見直しさえままならず、経済的にも苦しい状況が続いています。 このままでは皆さまに天命反転住宅を体験していただく機会を失い続けると同時に、修繕が必要な箇所のダメージだけが拡がってゆくという、建物にとっての危機が増してゆくばかりです。 そこでこの度、天命反転住宅の天命を反転させるべく、初の試みとしてクラウドファンディングでのご支援をお願いすることを決心いたしました。 皆さまからいただく支援金は、すべて三鷹天命反転住宅の大規模修繕費用に充てさせていただきます。 このクラウドファンディングを通して、多くの方に改めて三鷹天命反転住宅を知っていただき、住宅をご体験いただける機会になれば大変嬉しいです。 皆さまのお力添えを何卒よろしくお願いいたします。
荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所 代表
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賛同者の方々から応援のメッセージをいただきました(新着順)。
メッセ―ジは随時更新してまいります。
建築とは生命にとって最良の環境であり、故に生命そのものの一部なのです。つまり、建築の修繕費のフリして、天命反転住宅の代謝システムの一部として、あなたの経済活動が取り込まれるそんなクラウドファンディングにようこそ。天命反転住宅には素晴らしい使用法が添付されています。このプロジェクトをサポートすれば、荒川さんはあなたの目をぐっと見つめてこう叫ぶことでしょう。「あなたはもう建築の一部なのだから、新しい使用法をどんどんと生み出して構わない!」
三鷹天命反転住宅は荒川さんが私たちに託した一冊の本です。建築の実現を目指して荒川さんとともに皆が汗をかいたステージは、その序章でした。そこから15 年ほどの時間のなかで新たな登場人物が加わり、鮮やかなドラマが日々生み出されています。三鷹天命反転住宅は、あなたとつくる終わりのない物語、驚くべき建築です。いついつまでもご一緒にページをめくり続けることができるために、 あなたの志を心からお待ちしています。
荒川修作とマドリン・ギンズは、彼らの著作「身体化された建築*」の序文でこういっている。
「われわれがやっていることと、自己組織化、オートポイエーシス、人工生命、意識研究の分野で行われていることとのつながりを示すために、本当は「生命の構築」という題にしたかった。」
「方向性は同じだからね。われわれは同じ道を歩んでいる。とはいえ、やっていることは全然違うんだ。」
この衝撃的な序文と、本の中で展開される「生命の降り立つ場所(landing site)」という概念に圧倒された。彼らの真のねらいはなにか。この反転住宅こそ、生命の降り立つ場なのか。今こそ協力して、その最終形態を見ていきたい!
*『建築する身体』春秋社、2004年
アラカワ+ギンズ(A+G)の思想と創作の出発点には、いまの世界に対する底なしの絶望と憤り、それと同じくらい底抜けの希望と笑いとがありました。「危機の建築家」を自称し続けたA+Gの作品の全ては、その絶望を共有し、共に希望(曖昧な夢のようなものではなく、絶望を打破する「天命反転」の具体的戦略、といったほうが正確でしょう)を生み出し続けるための装置です。ただしこのボタンを押すとアレが出てくるというような分かりやすいシステムではなく、一見すると何のために作られたのか分からない、カフカの機械のような謎の複合体、パズルなのですが。
三鷹天命反転住宅はA+Gから人類に贈られた巨大な謎掛けです。たった9つのユニットからなる小さな建物ですが、それは僕たちに世界が根源的に別様でありうること、ただしその「別様の世界」はA+Gの言う建築的身体(ここでは建築空間と結びついた個々人の身体だと簡単にイメージしてもらえればよいでしょう)の不断の生成変化を通してしか生まれ得ないことを、難解至極で知られる二人のテキストとは対象的にあっけらかんと語ってくれます。僕のように建築やものづくりを生業とする人にはそれ自体が無限の宝庫ですし、それ以外の多くの人にとっても生きること、つくること(この2つはA+Gにとってほとんど同義です)について多くのヒントを与えてくれるはずです。
床が斜めで凸凹していると何が起きるのか。家中が極彩色で塗り分けられていたら?壁がチューブや球体だったら?トイレに扉がなかったら?そしてそれらが組み合わされると?…言葉で書いてしまえば(そして写真で見ても)至極単純で、余りに無邪気な遊びのように思えるかもしれません。でも、あなたが実際にここを訪れ、その身体をパズルのピースのようにこの住宅にフィットさせてみようと試みるとき、その都度あなたの中にそれまでなかった何かふと生まれる手応えを感じるはずです。まだ名前も付けられない何かかもしれませんが、それが「別様な世界」の小さな小さな種なのです。
アラカワ+ギンズのように底なしの絶望と底抜けの希望を持って、三鷹天命反転住宅の扉を叩いてください。
コーデノロジストという肩書で天命反転を語った、荒川修作とマドリン・ギンズの姿と声が、今も脳裏に浮かびます。
三鷹天命反転住宅を訪れ、住んだ人々の人生の軌跡は、それ自体が荒川修作+マドリン・ギンズが考える「建築」そのものでした。
クラウドファンディングは、荒川修作+マドリン・ギンズの思想とコラボレーションを行うことができる、またとない機会かもしれません。 難しいことは抜きにして最高にクールな場所を未来に残しませんか。
※Biotopological Scale-juggling Escalator” (Dover Steet Market NewYork内):このプロジェクトのエピソードについては
『22世紀の荒川修作+マドリン・ギンズ──天命反転する経験と身体』(2019年、フィルムアート社)でも触れています。
私は天命反転住宅を訪れるたびに圧倒的な個性に感動します。
荒川さんと同じ時代に生まれて この住宅誕生の目撃者になれた事は奇跡です。
そして次は目撃者ではなく、成長の一端を担うチャンスがやってきました。 それがこのクラウドファンディングです。
私達の命より長く生きるであろうこの天命反転住宅が、より健康で、 いつまでも人々の思考と身体を刺激し、文化出る場所でいられるようにサポートしましょう。
皆様の参加をお待ちしています。
「建築する身体」、「人間する有機体」、荒川さんとマドリンは、世界を、宇宙を、たえず流動するダイナミックなものとして捉えていた。身体は建築するという行為によって、世界を世界にする。生命体は、人間の行為を行うことによって人間となる。すべては一瞬たりとも停止することはなく、動きの中で生成する。このプロジェクトに参加することは、「三鷹天命反転住宅する」ことであり、三鷹天命反転住宅はたえず三鷹天命反転住宅になっていく。一緒に「三鷹天命反転住宅しましょう」。
反転住宅の凄さは今の科学ではわかりません。 その理由は簡単で、科学がまだアラカワ+ギンズに追い付いてないからなのですが、実際に来ればここが特別な場所であることは科学の力を借りなくても誰にだって分かるはずです。
100年とか200年後、その時代の人類がここを訪れたとき「昔の人はこんなにも人間の体のことが分かってたのか!」と驚きと共に反転住宅の謎のいくつかを解明してくれることでしょう。
そして、その時にまだユネスコなんかが残っていれば、反転住宅は世界遺産登録されるはずなので、これをきちんと残しておくことはこの時代に生きている自分たちの大切な役割というか、正直に言えば義務だと思っています。
天命反転住宅は、建築とアートが合体した本当に貴重な作品です。しばらくその場にいるだけで、世界の見え方が変わっていきます。荒川さんの考えが詰まったこの建物を存続させるためには、早急なメンテナンスが必要です! クラウドファンディング応援してます!
「絶望した人間たちが、戦争をはじめる」 アラカワはそういった。
世界は、戦争と、テロと、伝染病と、災害にあふれ、真っ黒になって負ける寸前のゲームのように見える。
でもまだ、大丈夫だ。
三鷹天命反転住宅。 それはこの世界の角地に置かれた、決して裏返されない、カラフルな希望の石だ。
この石を守ろう。
そしてふたつめを、この世界のどこかに置こう。 真っ黒だった世界は、鮮やかにひっくり返り、生命の、幸福の歌をうたうだろう。
まずはひとつめの石。 この希望を、過去と現在と未来のすべての人のために。
(原文トゥルリッシュ。岡本零 訳)
ある日、天命反転住宅の近所に住む祖母を、住宅に招いたことがある。当時すでに高齢に達し、自力で外出することもままならなかった祖母にとって、床の凸凹や球体の斜面など、さすがにこたえるかもしれないと心配だった。だが、心配は不要だった。
その日の祖母は、少女だった。「わあ!」と歓声を上げ、目を丸くしながら彼女は、部屋の隅々を探索していた。一挙手一投足に不可解が訪問してくることを楽しみ、全身でそれを受け入れている祖母は、生き生きとしていた。祖母のなかにはいつも少女がいたのだと、このとき僕は初めて気づくことができた。
2017年の春には、当時一歳だった長男を連れて、天命反転住宅に出かけた。このときの息子の喜び方は、想像をはるかに超えていた。彼はまるで、ジャングルで見つけた渓流に手を浸そうとするかのように、そおっとキッチンの蛇口から出る水に手をのばした。歩けるようになったばかりの足で、床の凸凹の一つ一つと、足裏で語り合うように歩いた。しまいには全身はだかになって、黄色の球体の部屋の入り口に立ち、見たこともないダンスを踊り始めた。
「修繕」が必要なのは、本当は天命反転住宅のなかよりも外かもしれない。すべての人のなかにいる少女やダンサーを眠らせているものはなにか。そのすべてを僕たちは組み立て直していかなければならない。
住宅を訪れてみてほしい。
空間を探索し、行為を組み立て直しながら、新たな「建築」を始めていくのだ。
三鷹天命反転住宅をはじめて訪れた日から荒川+ギンズに魅了されっぱなしです! 応援しています。
荒川修作氏のアイデアが詰まった、奇想天外な建築物だ。外から見てもオシャレだが、中に入ると今まで見たことのない空間が広がっている。地球上でここにしかない唯一無二の貴重な建物を是が非でも後世に残したい。
荒川修作とマドリン・ギンズ 撮影:山本真人
荒川修作(1936-2010)とマドリン・ギンズ(1941-2014)は1962年にニューヨークで出会って以来、協働でさまざまな表現活動を行ってきました。特に荒川は現代美術の父と言われるマルセル・デュシャンの知遇を得て、1970年代以降国際的に活躍を続けます。そのテーマは一貫して生命とは?そして身体が中心となる世界をどうしたら創れるだろうか、ということでした。
二人が芸術から建築へと表現活動を移行してからは、奈義町現代美術館の「太陽」の部屋(1994年、岡山県 奈義町)、養老天命反転地(1995年、岐阜県 養老町)など、私たちのカラダが中心となる建築作品を発表しては美術・建築のみならず社会的な反響を呼び続けてまいりました。
左)《遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体》1994 右)《養老天命反転地》1995
アニメ監督の宮崎駿さんと荒川との対談で、「養老天命反転地のような遊園地をつくりたい」と宮崎さんにラヴ・コールをもらった荒川は「遊園地なんて絶望を 作るだけだ…(中略)…オレはちゃんと生きられる街を作るんだ」(宮崎駿, 養老孟司 対談『虫眼とアニ眼』徳間書店、2002年)と言って宮崎さんを驚かせますが、その念願の「家」として2005年に完成させたのがこの三鷹天命反転住宅です。
宮崎駿さんと荒川修作、三鷹天命反転住宅にて(Arakawa+Gins Tokyo officeニューズレターより) 撮影:本間桃世、2005年
建築現場にて 2005年 撮影:中野正貴
荒川修作といえば芸術家として知る人も多く、竣工後によく「これは建築か芸術か」という議論もありました。荒川はあくまでも住宅であることにこだわり、その建築プロジェクトには日本で最高のチームが必要だ、と自ら大手設計事務所やゼネコンの代表者を訪ね、天命反転建築がいずれ日本を変える!日本が変われば 世界が変わる!と訴え続けました。その結果、実施設計は安井建築設計事務所、施工は竹中工務店という天命反転・ドリームチームが結成されます。
建築事業でありながら荒川+ギンズの作品としての芸術性を保つという、非常に高度なミッションを達成出来たのも、この協働プロジェクトならでは、と言えるでしょう。
完成間近の三鷹天命反転住宅 2005年 撮影:中野正貴
ちなみに住民のモデルとなったのはヘレン・ケラー。ヘレン・ケラーならどんな空間に住みたいかー私達ひとりひとりが持つ身体はひとつとして同じものはありません。老若男女、どんな身体であっても必ずその人ならではの使い方が見つかる、そんな住宅を目指しました。カラフルで床が凸凹していて球体の部屋がある、、、その一つ一つの要素に荒川とギンズの長年に渡る研究結果が込められています。
『ヘレン・ケラーまたは荒川修作』2010年、新書館
竣工翌年(2006年)には三鷹市の第三セクター企業・(株)まちづくり三鷹の協力を得て入居者の募集を行ない、最初の居住者が決まってからは今日まで賃貸住宅として使用している5戸は常にご入居者が「住宅」としてお使いになられています。
左上)目黒区美術館からだのワークショップ 2007年(Meguro Museum of Art, Tokyo+Sumiko Okagawa)、その他の写真)三鷹天命反転住宅たてもの見学会 風景
わずか9戸からなる天命反転住宅ゆえ、住むことは叶わなくても見学したい、あるいは何かの機会に体験したい、というお声は竣工以来多く寄せられていました。 更に多くの方に体験していただけるよう住民のみなさまのご了解を得て、竣工翌年、まだご入居が決まっていなかった2部屋を使って体験できるイベントを開催してみよう、ということになりました。
2007年に目黒区美術館と協働で開催した一連のワークショップを皮切りに、中学、高校、大学の体験学習/ワークショップの場として、企業の研修会、会議の場として、これまでに数え切れないほどの方々に利用していただいてきました。また学術会議や国際シンポジウム、実験音楽や演劇・ダンスの会場としても人気が高く、写真や動画の撮影場所として、さらにはお子様のお誕生会や同窓会、結婚パーティーの会場など、多様な用途で活用されています。 2008年以降定期的に開催している建築見学会、2009年より始めたショートステイプログラムは共に人気の高いプログラムで、世代・国籍を問わず多くの方々にご利用いただいています。
海外からの建物を見学に来た皆様(三鷹天命反転住宅公式websiteより)
団体・プライヴェート見学会も大変人気が高く、芸術、建築、教育、保育、リハビリテーションに携わる教育機関・大学の他、医療・福祉機関、製造業や環境に関わる各種法人の方々、また、ヘレン・ケラーがモデル、ということで理学療法士・作業療法士の団体の見学や、ハンディキャップのある方々の見学も積極的に行ってまいりました。そのユニークな空間は、今や世界共通で求められているインクルーシブな共生社会のあり方を建築で提案している一例とも言えるでしょう。
様々な活動と平行し、国内外でのメディアにも継続して取り上げていただいています。日本国内の新聞テレビ雑誌ウェブ媒体はもちろん、Newsweek, CNN、BBC、New York Time, Le Monde紙などの大手海外メディアでも取り上げられました。特に2016年にアメリカHBOで放送された大人気ドラマ『GIRLS』の舞台に使われたことで、海外からの滞在利用者が押し寄せ、これからは研究目的だけでなく広く滞在を楽しんでいただけるように、と東京都に民泊事業の登録もいたしました。
コロナ禍でご利用者・ご訪問者数は激減しているものの、メディアへの登場回数は右肩上がりに増えているのは大変心強い限りです。(別表「三鷹天命反転住宅利用者数とメディア登場回数」ご参照)
最初はアラカワ+ギンズの住宅、ということでアート作品としてのアプローチや一見奇抜なヴィジュアルが話題に上がることが多かった三鷹天命反転住宅ですが、ご入居者の皆さまの活動にと共に建物としての世界も更に拡がってゆきました。2010年、最初の住人のお一人でもあり映画監督の山岡信貴さんが制作された住宅のドキュメンタリー映画『死なない子供、荒川修作』が劇場公開され、2012年には元住人の鈴木健さんが今や世界的なダウンロード数を誇るニュースアプリ「スマートニュース」を立ち上げられ、翌年ご著書『なめらかな社会とその敵』(勁草書房)で荒川修作と天命反転住宅に言及されたことで新たな層にその存在を知っていただくことになりました。
2015年にはやはり元住人で独立研究者・森田真生さんのご著書『数学する身体』(新潮社)が出版され、その年の小林秀雄賞受賞に。森田さんご自身が同書籍タイトルは荒川+ギンズの『建築する身体』(春秋社, 2004年)から着想を得られたと公言されたり、天命反転住宅お住まい歴最長期間更新中の建築家・辻真悟さんが台湾で共同設計されたリゾートホテルが台湾の建築賞を受賞されたり。お住いの方々のご活躍に呼応してまるで成長を続けるかのような三鷹天命反転住宅には他の建物では経験することのできない、生命の力、のような特別なものが感じられます。
(左)映画『死なない子供、荒川修作』(リタピクチャル, 2010)
(中央)鈴木健『なめらかな社会とその敵』(勁草書房, 2013)
(右)森田真生『数学する身体』(新潮社, 2015)
これまで順調に歩んできた三鷹天命反転住宅ですが、2020年より猛威を奮う新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、状況は一変してしまいました。
緊急事態宣言やまん延防止対策による相次ぐイベントの中止、計画変更、海外からのお客様の来日の見合わせが当面続くことなど様々な要因が重なり、短期滞在のご利用は2019年度に比べて67%の減少、継続的に行ってきた見学会も半減以下となってしまいました。
2021年に入っても緊急事態宣言が発令され、コロナ禍前の収入への回復は難しく、お客様からの利用料が大きな頼みであった建物の修繕もこのままでは行うことができません。
私どもは三鷹天命反転住宅を生活の場として、世界初の「死なないための住宅」として、そして荒川修作とマドリン・ギンズという類まれなる芸術家の作品として、未来に継承する活動を続けていきたいと思っています。
それは荒川とギンズが唱えた”Museum of Living Bodies”(あなたの身体と生活が作品となる美術館=天命反転の街)の第一号として、世界により多くの”Museum of Living Bodies”を建設する活動の礎とも言えるでしょう。
コロナ禍により、たてものの修繕を行うことができなくなり、建物に甚大なダメージを及ぼすことになれば、活動も存続できず、建物を後世に残すことはもちろん、第二の、第三の天命反転住宅の建設プランを進めることができません。それが、この度クラウドファンディングにて皆さまのお力をお借りしたいと思うに至った経緯です。
現在の三鷹天命反転住宅(2021年7月撮影)
皆さまからいただく支援金は、すべて三鷹天命反転住宅の大規模修繕費用に充てさせていただきます。
目標とする1,000万円は、建物の安全面から今すぐ取り掛かるべき補修工事に必要な金額の1/2の金額です。自己資金1,000万円と併せ、まずは劣化が激しい建物共用部分(廊下・階段・梁・手摺等)の耐火塗料・防水工事を行います。(工事金額1,800万円 ※クラウドファンディング手数料等差し引いた額と同等)
もしも皆様からの支援金額が1,000万円を上回った場合にはストレッチゴールを新たに設け、3棟に分かれた住居棟全体の補修ーコンクリート部分のクラック/表面補修、塗装塗り替え・全ての外壁・開口部サッシュのシーリング打ち替え等を、集まった金額に応じて追加工事を行います。最終的には建物全体の補修工事完了を目指します。(全体補修工事総額5,500万円 ※2020年7月、建設工事担当の竹中工務店見積による)
みなさま何卒ご協力のほどよろしくお願いいたします!
皆様からご支援いただいた資金総額によって補修工事内容と規模を決定します。そのため、工事期間は来年度を想定しておりますが、遅延が発生する場合がございます。進捗状況につきましては支援者の皆様に随時ご報告いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
【たてもの見学会ご招待券】
【三鷹天命反転住宅のドキュメンタリー映画DVD】
【テレワークプラン(三鷹天命反転住宅一日使用プラン)】
【ショートステイプログラム(三鷹天命反転住宅宿泊プラン)】
【公式サイトにお名前クレジット掲載】
【返礼品の各ご招待券について】
インターネット経由での支払いを希望されず直接三鷹天命反転住宅へのご支援を希望される場合は、メール(info[a]rdloftsmitaka.com *[a] を@に変えてください)またはFAX(0422-26-4967)宛に以下をお知らせの上、下記口座にお振り込みください。
◆お知らせいただく情報◆
◆お振込先◆
【金融機関・支店名】三菱UFJ銀行 麹町中央支店(店番:015)
【口座番号】普通 1383483
【お振込先口座名義】カ)コーデノロジスト (株式会社コーデノロジスト)
※恐れ入りますが、振込手数料のご負担をお願いいたします。
お振込みいただいた金額を弊社が代行でMOTION GALLERYのプロジェクト・ページに振替手続きをさせていただきます。リターンについては、ご寄付いただいた金額に応じてMOTION GALLERYでご案内しているものをお送りいたします。
3000 円
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